熊野義孝のYMCA観
 熊野義孝という名をキリスト者の方々にはご存じの方々も多いと思うが、ご存じでない方々のためにまず簡単に紹介する。熊野義孝先生(妻と私にとっては公私ともに大変お世話になった人なので「先生」と書く)は明治のキリスト教界の大立者であった植村正久牧師の弟子の一人で、若い頃書かれた「終末論と歴史哲学」は哲学の大御所西田幾多郎氏が高く評価したことで有名になった。京都大学は名著の誉れ高い「キリスト教概論」を高く評価して熊野義孝先生に文学博士号を贈り、東京神学大学は熊野神学全体を評価して神学博士号を贈ったので、先生は二重の意味で「博士」である。熊野先生の神学体系の頂点に位置するのが「教義学」であるが、私の知る限り日本の神学者で教義学を書いたのは熊野義孝ただ一人である。晩年の著作としては「日本キリスト教神学思想史」が挙げられる。熊野先生の活動は著作だけではなく、日本基督教団武蔵野教会牧師及び東京神学大学教授として70名近い牧師・伝道者を養い育て、世に送り出された。近現代の日本のキリスト教界にあってその功績と影響力は果てしなく大きい。その熊野義孝先生がある時私に「YMCAはよくやっていますよ」と言われたことがある。牧師・伝道者であり神学者であった人の言葉なのでこれは「キリスト教伝道の上で良い働きをしている」という意味であろう。YMCAに関係する方々に多少参考になれば幸いである。

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