Viva Y's: EMCは、私にできることなのか?

          東矢 高明
 東京クラブは、70周年記念事業として、会員数を50名(8月15日現在39名)にすることを目標としています。
 さて、誰をクラブに誘えばいいのか、私にとって最大のプレッシャーです。
 以前、何かの折りに、確か甲府21クラプのEMCについて、話を聞いたような覚えがあります。内容は忘れてしまったのですが、ただ、それは私ができるEMCではないと思った記憶があります。
 大阪センテニアルの谷川寛氏による『アメリカ・ワイズの衰退』(1993年)では、衰退の内的要因として、(l)リーダーの高齢化及び不足、(2)メンバーの高齢化、(3)仲良しクラプ化、(4)ワイズメンズクラブの魅力喪失、(5)YMCAの変貌、が挙げられていて、特に、リーダーシップの育成・開発面で後れをとったことが大きな問題点であるとされていましたが、EMCについては具体的に述べられていませんでした。
 私(1964年生)に近い世代は、転勤など異動も多く、住宅ローンや教育費などこれから一番お金がかかる時期で、とてもワイズに誘える状態ではありません。
 それこそ「たまの休みの日ぐらい、子供と遊んでちょうだい」といわれているような年代で、子供はYMCAキャンプに参加するかもしれませんが、父親がワイズに入るとは考えにくいのです。
 仕事の面では、一端、功なり名を挙げられて第一線から退かれ、家庭の面では、お子さんが独立されておられるような方でないと無理なのではないかと思います。
 今の東京クラブ会員候補になりそうな方は、まず私の周囲にはいません。
 もともと、私白身が現在の東京クラプの会員層と合わないような気がします。
 年齢的にも私の父か祖父ぐらいの方ばかりで、私が生まれる前からワイズメンでいるという大ベテランが珍しくないのですから。
 ある主事がある席で、世代間ギャップを一人の人間がカバーするのは、前後15年が限度といわれたことがありますが、私もそう思います。
 むしろ、世代にあった新しいクラブ、もしくは組織を創るべきなのでしょうか?
 私の世代をワイズに誘うときの「売り」=セールスポイントは何でしょうか? 他の似たような組織(ロータリー、ライオンズ、インターナショナルVIPクラプ)と違った東京クラプの魅力とは何でしょうか?