ブリテン委員会 2006-2007年度 年次報告

委員長 江口耕一郎

 4ページのブリテンを毎月、例会1週間前に発行し、それに合わせて、ホームページを更新して来ました。
 東京クラブのホームページが開設されたのが、1999年5月。2000年7月に現在の版に改めて、定期更新を守るようになってから7年の歳月が経過しました。その間ずっと同じ形式のブリテンを発行し、同じ顔のホームページを更新しつづけています。今さら特に年次報告としてご報告するようなことはありません。昨年と同様です。
 紙のブリテンを保存している方は、昨年度分のブリテンと今年度分のブリテンを横に並べて、ざっと目を通してみてください。何も変わっていないことが、ご理解いただけると思います。
 それでは、まるで進歩がなかったのかというと、そうではありません。今年は私の頭の中に大変革がありました。ただ、それがまだどこにも反映されていないので、目に見える成果として示すことができない、というだけのことなのです。
 ブリテン2004年8月号の「東京ワイズひろば」に掲載された私の発言に対して、その後3年間の経過・反省など記すことにします。このコラムで、私は「東京クラブのメンバーは、各自のホームページを開設して、自由に発言せよ」と主張しました。しかし、2005〜2006年度に庄司さんが運営する例会写真サイトにリンクした以外は、3年間の実績はゼロでした。
 プロバイダーと契約すると、おマケで無料のホームページスペースが付いてくる。ワードで文書を作成して、最後に保存する際、「Webページとして保存」を選択すれば、簡単にホームページが作成される。後はこれをアップロードするだけなのに、何でみなさん、やらないの? ……と論理展開してゆきますが、実はこれが誤りだったのです。ワードが吐き出すWebページはとんでもないしろもので、実際にワードで作ったホームページを公開している人なんているのだろうか? それにアップロードと言ったって結構めんどうだし……、ということに気が付いたのです。
 そこで、お詫びして訂正というか、恥ずかしながら2004年8月号のコラム全体を撤回せざるを得ない状態です。その代わりとして「自由に投稿できるホームページ」というのを考えつきました。そして実際にアジア地域のホームページ( http://www.ysmenasia.org/ )にこの方式を採用し、3ヵ月ががりで開発して7月1日に公開しました。時を同じくして、キックオフミーティングで、山中さんから「BLOG的書き込み自由」というご発言があったと聞き、あまりのタイミングの良さに驚きました。同じことを別の表現で言っているだけなのです。
 アジア地域のホームページがいかに活性化していくか、一緒に見守ってください。うまくいったら、東京クラブへの移植を考えましょう。