馬事公苑観桜記

クラブサ−ビス委員長 佐藤茂美

 4月16日(土)、EMC委員長吉岡メンの発案で馬事公苑の観桜会をすることになった。10時30分正門前に20名が集合し展示室を見物後、苑内を散策する。ソメイヨシノは散り終わったのに、なんと桜の種類が多いことか。花リレ−を展開してくれている。あなた方を待っていましたよとの花々のささやきに皆の顔がほころぶ。八重桜、しだれ桜、柔らかな若葉に抱かれた山桜に圧倒された。天気は午後から荒れ模様と予報されていたが明るく風もなくすばらしい晴天。各々、語らいながらあらゆる桜花を愛でた。厩舎の馬たちに挨拶すれば、キッス最中の雄馬から「わがお見合いをじゃまするなよ」とウインクが。しだれ桜のカ−テンがゆれる日本庭園の池畔で小休止。競走馬が優雅に散歩している。水辺では白鳥の夫婦が巣守りをしていた。
 馬事公苑は昭和15年に馬事に関する知識の向上と馬になれ親しむ施設を目的として開苑された。現在は馬に関するイベント情報を提供しつつ武蔵野の面影を残した苑内の「花暦情報」などをしらせてくれている。入口には3つの苑訓碑「騎道作興」「百練自得」「人馬一如」が据えられていて、その前で記念写真を撮る。「人馬一如」とは人と馬が、和協=心をあわせ、共に調子を合わせる意味で前の二つより低く横長の碑である。家型でどこか控えめなかわいい碑であった。
 昼食は梅ヶ丘の安くておいしい「美登利寿司総本店」を予約。日頃の例会とはちがう意義ある一日を満喫した。会費の残金11,000円は役員会の承認をえてメネットの事業資金に組み入れることにしている。

[出席者]
メン=河田、川村、佐藤(謙)、佐藤(茂)、高橋、田中(博)、茅野、細川、松本(良)、山本、吉岡。
メネット=上原、黒岩、郡山、庄司、田中(直)、細川、松本(倫)、山本、吉岡。
(合計20名)