BFフルグラント南米の旅(6)

佐藤謙蔵

 ボリビアのラパスでの思わぬ出来事から、サンタクロス行きが中止となり、2006年4月7日はWilly Orellanaクラブ会長主催の歓迎会が開かれ、夜遅く12時まで続いた。翌8日昼間には地区部長のアントニオ・モレノ(Sr. & Sra. Antonio Moreno)ご夫妻の車に乗り、ラパスの近郊75kmにある標高3,800mのティワナク遺跡を訪れ、インカ以前の遺跡を見学し、夜は同家で、多少顔ぶれは異なってはいたものの、前夜と同じ歓迎晩餐会で賑やかに持てなして頂いた。夜のパーティーはやはり南米ならではの雰囲気が漂い、賑やかな会合での歓待であった。9日は朝から荷物を整理し、再びラパス経由にてチリのサンチァゴへ向かうために、大きな手荷物を12日までアントニオ氏に預かって頂いた。
 南東約500km、標高2560mに位置するコチャバンバ(Cochabamba)空港へは約1時間弱で、午後7時30分到着。空港へはラウル・リオス会長とクスナー部幹事の出迎えを受け、空港で12日までの日程について簡単な打ち合わせの後、滞在先であるリオス会長宅まで同乗した。リオス氏は彫刻家で一家共に芸術家らしい。明10日は受難週聖日で中心街にあるメソジスト派教会の早朝礼拝に出た後、ワイズ会員によるボリビアでの農場開墾者新記念館を訪問し、そこで持ちより昼食会に参加。滞在中は、教育機関への衛生設備提供の地域活動の見学が主で、3年前に閉鎖したYMCAの施設へも案内され、閉鎖まで主事をされていた人の話では、会員数激減で智恵を貸して欲しいとの事であった。夜は相互のワイズ活動を話し合ったが、この貧困地域では、地域に密着した活動に加えて、TOF活動での貢献が主な活動であるとのことであった。



[2006年4月7日の歓迎会]



[ティワナク遺跡を見学]



[教育機関への衛生設備提供の地域活動の見学]