BFフルグラント南米の旅(8)

佐藤謙蔵

 2006年4月16日は教会暦ではイースターで、前後14日から17日まで、カトリック国チリは全体が休日に入るため、私の日程も3泊はピルケ(Pirque)YMCAキャンプ場にて過ごすスケジュールが組まれていて、ラモス部長の秘書や国際担当の女性秘書 Alejandra Moline Dane さんら2人と共に過ごすことになった。当地の往復は部長の車で送迎された。朝9時にピックアップされ、スナックで朝食、市内を南下して約2時間、11時ごろキャンプ場に着き、山男の威厳を持つ Omar G. Figueror 所長に紹介された。
 子供で150人収容の宿舎と4、5人泊まれる宿舎7ヶ所を中心に、サッカー、バスケットボール、テニス施設があり、夏は下の川でキャンプ・ファイヤーも可能とか。東山荘と概略同じ程度だが、人手不足のようで、整備されていない。今日午後から若手ロータリアンの研修に利用されているとのことであった。また、YMCA会員やその家族等が遊びにやってくるらしい。
 ラモス氏は家族サービスとかで帰宅し、到着した若手秘書さんと行動を共にする。秋の日が暮れるのが遅いので、夕方に山間部を2時間ほどドライブを楽しんだ。土、日も同じように、方角を変えて、南アンデスの山々をドライブし、日曜には山間の古い町マイボサン・ジョセの教会でのミサを受けた。それに、ロータリアンが外部から呼んでいた管弦楽演奏や、タップダンス等を楽しむ機会もあって、17日(月)朝、ピルケ・キャンプ場を後にした。
 午後はスペインがチリを征服し、サンタルシアの丘の麓にサンチャゴ市を創設したという、中心地に近い、市内が一望できる丘に先ず案内され、約457年の間に建てられた代表的建造物の数箇所を案内され、加えて新高層建物へ変貌しつつあるのは、東京と同じ環境と感じられた。


[ピルケYMCAキャンプ場にて]


[ピルケYMCAキャンプ場の食堂で]


[山間をドライブ中に立ち寄った町で]


[ロータリークラブの会合]


[サンチャゴ市を一望]