とうきょうメネット 2001年4月号


メネット会長標語:Enjoy Menettes Life ご一緒に70周年をお祝い致しましょう

キリストの花(花水月、ドッグウッド)の思い出

        山中 ちあき
 "沈黙"のモデル、外海(ソトメ)は長崎市から海辺を通り、市内から山を抜け出津郷にあります。そして山奥の深い処に「枯松神社」があります。
 そこは日本古来の小さな神社のようにみえました。でも郷や村人は実はキリシタンの遺跡であり、もとはこのあたりを布教していたサン・ジワン様という宣教師が隠れ住んでおり、そのなきがらをを葬ったと言い伝えられています。
 この険しい山奥は照葉樹林。椿、椎、楠、笹が隙もなく茂っているので、海からも人里からも見えず、隠れキリシタンが身をひそめやすい条件でした。信者たちは弾圧の中、信仰を守り神社の前の「おえん岩」という巨岩の前でオラッショを唱え信仰を守り続けました。
 春というのに、薄暗い空気と静けさ、私まで緊張で息がつまるような気分になってしまいました。でも、人里に下り、海野シスターの実家に咲いている白い「キリストの花」花水月とご両親の笑顔でホッとしました。納戸神にお参りし、祖母・ご両親の唱えるオラッショを聞かせていただき(何語か解りませんでしたが)、当時宣教師の唱えるラテン語と土地なまりでオラッショになったと言われていますが、心は大変平安になったのを思いだします。
 花水月は外の4枚はガクであり、中央の小さいのが花との事です。

メネットナイトを終えて

        小林 則子
 一年がたつのは早いもので、もう今年もメネットナイトの月がやってきました。毎年その年のメネット会長の個性で会が進められますが、今年は関西の雰囲気をもった山中会長らしく柔らかく、そして和やかに会は進んで行きました。
 晩餐はいつもの例会とは少し違った雰囲気をと考えてオーケルの社長中冨さんとご相談の結果、メネットらしい??サーモンサンドとなりました。
 ゲストスピーチは黒岩メネットの紹介でYMCA職員でありYの幼稚園勤務の佐藤佳美さんにお願いしました。生まれて間もなく光を失われ、その中で自分を見つめながら楽しくたくましく人生を歩んでいらっしゃる姿に皆さん"もっと頑張らなければ"と思ったに違いありません(それは私だけかもしれませんが)。
 「子供は素直だから一緒にいても疲れないの」と笑顔で話される佐藤さんはとても幸せそうでした。
 最後に田中メネットの伴奏で「メネットソング」を歌って閉会となりました。
 一年間のリーストコイン23,771円と当日のミニバザー売上金16,300円を国際協力募金としてYMCAに献金しました。

東京グリーンクラブのメネットナイトに出席して

        吉岡 冨久子
 桜のつぼみもふくらむ3月21日(水)に和楽器の尺八と琴、洋楽器のギターとパーカッションによるコンサートを聴かせていただきました。和と洋一緒の演奏は始めて耳にするものでしたが、余りにも調和のとれた音色は素晴らしく、とても感動いたしました。
 お食事は、可愛い布製のランチョンマット付きの2段のお弁当と手作りケーキとお茶で、美味しくいただきました。素晴らしい演奏の余韻を楽しみながら、会場を後にしました。

東京ひがしクラブ 戦災慰霊碑ピースウォーク

        山中 ちあき
 3月11日(日)朝9時より、昭和20年3月10日東京大空襲で亡くなった方々の慰霊碑が江東区に27ヶ所ある中、10ヶ所を訪ね、お参り致しました。
 昼食はひがしクラブのネメットさん手作りのおにぎりとトン汁を平和の味をかみしめながら、おいしくいただきました。