とうきょうメネット 1999年12月号


メネット会長標語:地球をメネットの手で美しく ―愛をこめて―


クリスマスに思う

        佐藤 喜子
 "神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。"今から40年の昔、私達の婚約式の日私達はそれぞれの聖書を交換し合いました。夫から手渡された赤革表紙の新旧約聖書の最後の余白の一頁に肉太の毛筆で冒頭の聖句が書かれ署名してありました。以来私はこの聖句を聖日礼拝で、クリスマス礼拝で何度耳にしたことでしょう。そして後年私自身教会学校の教師として、曲がりなりにも自分自身の口から講壇に立って幼い子供達に何度かこの聖句を話したこともありました。そして7年前に私達も初孫に恵まれました。ある日その子に添い寝して可愛い寝顔を見つめているとき、突然何の脈絡もなくこの聖句が頭をよぎり、「たとえ全世界を救うためといっても、とてもそんな事は出来ない」とばかりに、思わず孫を抱きしめたことがありました。この時始めてこの聖句のずっしりと重い意味を悟ることが出来たのです。本当に我ながらお恥ずかしい、遅いあまりにも遅い目覚めでした。
 以来私は軽々しくこの聖句を口にすることが出来なくなりました。そしてクリスマスを迎えるたびに、悲しみを抑えた喜びでイエス様の御降誕を祝うことになりました。


ハコダご夫妻の歓迎会に出席して

        吉岡 冨久子
 去る6月ハワイ島にてIBC締結をしたヒロクラブのミルトン・ハコダご夫妻が来日され、11月1日オーケルにて歓迎会が開かれました。なごやかな雰囲気の中お話もはずみ、これからは兄弟クラブとして何時でもハワイへお出下さいとのこと、ハコダメンからのご挨拶がありプレゼントも頂き有意義な楽しい時間を持つことが出来ました。今後とも末長く良い交流が持てることを願っております。
 終了後は有志でハコダメンが大好きなカラオケを楽しみました。ハコダメンの18番『みちづれ』にききほれつつ、各々得意のもち歌を歌い、最後は『花』を大合唱し別れを惜しみました。
[出席者]川村、辻村、中冨、松田、吉岡


東日本区合同メネット会報告

        磯田 幸子
 晩秋の11月6日、第3回東日本区合同メネット会が東京YMCA国際奉仕センターで開かれました。いつもの様に開会礼拝で始まり中田東日本区理事、奥峪エリアメネット事業主任の挨拶、吉田前東日本区メネット委員長の活動報告、それに来年度東日本区大会アピールがあり、講話には三笠宮寛仁親王が予定されています。勿論メネットアワーも開かれます。ミニバザーでは一人一人が千円札を握って順序良く品物を物色、迷いながらも満足したものを手に入れた様です。
 その後、御喜家ミドリメンバーの座ったままの軽いウエルネスでリラックス、本日の講演LD(learning disability=学習障害児)について小貫悟氏(YMCA・LD講師)のお話を聞きました。LDとは、一口には説明出来ませんが大雑把な言い方をすればバランスの悪い子と言う事で、トットちゃん、アインシュタイン、エジソン等がその代表的人物です。今の学校では全くLDの受け皿がないためYMCAが独自にこの子供達の学習の場を開き、社会への種蒔き人となり、将来は学校に組入れられて行くようにしたいと思っています。今年度の国内プロジェクトはLDのための認知能力検査の機器購入に用いられます。最後はメネットソングで心を一つに致しました。


会員消息

 鶴見いつ子メネットは最近は腰痛に悩まされ、定期的にお医者さん通いとのことです。
 佐々木儷子メネットは季節の変わり目でもあり喘息の発作が出ないように苦心されているとのことです。
 1日も早く良くなられますように祈ります。


編集後記

 大分お元気になられた佐藤喜子メネットが『クリスマスに思う』と題してずっしりと重い神様の愛を共に悟る良いメッセージを書いて下さいました。
 1999年は天災人災の大変多い年でした。2000年こそ良い年でありますように祈ります。