2003年1月アピール: ボランティア活動と参加者の意識を問う

          BF委員長 宮崎隆子
明けましておめでとうございます。
 2002年も出生率は前年を割り込み、日本はますます高齢社会へと進展を続ける事になります。ここ数年、バリアフリー、ユニバーサルデザイン、介護、福祉といった言葉が頻繁に使われるようになり、高齢者の方や障害者の方のサポートをする方達も増えてきました。そして、ボランティアという名の下に、施設でお手伝いをしたり、さまざまなイベントに参加されるわけですが、今の日本は、まだまだボランティアに対する意識が欧米諸国と大きな開きがあるように思います。
 ボランティアは“ただ”。だから適当でも良い、とか責任はない、ボランティアと言えばかっこいいし、大義名分になるしなどと、どこかで思ってはいないでしょうか? なぜ、ボランティア活動をするのか、自分にとってぼボランティア活動はどんな意義があるのか、もう一度考えて取り組む必要があるのではないかと思います。そうでなければ、付け焼き刃のボランティア活動になってしまうし、感動も、満足も得る事はできないと思います。
 BFの主な活動である使用済み切手の収集も同じ事のような気がします。大量の切手の収集は困難になり、使用済み切手の価格も下落する一方であります。でも、一度役目を終えたものに再び使命を与える、と考えれば決して無駄な活動ではないと思います。財源を切手収集だけに頼るのではなく、新しい活動も視野にいれることは必要だと思いますが、継続していくに値する活動ではないかと思います。