2003年11月アピール: ユースの活動に思うこと

CS・ウエルネス委員 佐藤謙蔵

 ユースたちがリーダーとして、夏・冬のキャンプやスキー活動等を通じて、子供たちと集団生活を共にしながら指導したり、或いは海外へ出かけて青春のエネルギーを使っての奉仕活動は、自分自身の中の価値を探すという貴重な人生経験にもなっていることは、YMCAならではの素晴らしい活動の一つである。
 70年安保闘争から高度成長時代へと経過した時代には、このような青年たちが極端に減少していたが、阪神地震で生じた多くのボランティア活動の刺激から、他者への奉仕に多少ユースの目が向けられつつあるものの、刺激のある多様化時代ではまだまだ関心は薄い。しかし我々は絶えずユース達に呼び掛け、リーダーとなり、続いてY'sの予備軍Y3Eに迎えたいものである。
 我々東京クラブは年に一度の例会にユースリーダーの諸君を招いて、今年は青年たちにも関心のある宇宙開発の第一人者、松尾弘毅氏の卓話「宇宙開発こぼれ話」をお聞きし、会食を共にする事としている。今年はその中でパートナーシップの関係にある北米NY州のフロストバレーYMCAの夏期キャンプに奉仕したリーダーに活動の一端を聞き、共に交わりを深めたい。