2004年5月アピール: 会員として、スポンサーとして

EMC委員 郡山千里

 ワイズメンでYMCAの会員でない人のリストが各クラブに届けられた。そんな構えのYMCAだから問題だ、と反発の声が上がっている。YMCAとワイズメンズ・クラブは別の組織だという前提に立つと当然のようでもあるが…。他のランチョン・クラブとの根本的な違いは、ワイズメンズ・クラブをYMCAに奉仕する団体と考えるところにある。
 東京YMCAには、他に先駆けて「会員部」が出来た。「YMCAは会員運動だ」ということからすれば、わざわざ「会員部」を作るのはおかしいと言う声がある。「会員だけでワイワイやって、どうするんだ」といった冷ややかなまなざしも感じられる。
 YMCAが、様々な顔を持っていることは確か。さらにYMCAは時代の要請に応え、いくつかの顔を消し、新しい顔を作る。それなのに、自分が気に入ったものだけを、それも今は無くなったものまでを「これこそがYMCAの顔」と確信し、それ以外には無関心とか反感を持つ人が多い。自分が納得しないものには奉仕しない、ということも実際に起きる。
 YMCAサービスの根幹は、まず1人1人がYMCA会員として活動すること、そしてクラブとしては、YMCAの様々な活動のスポンサーになること、それに尽きる。