10月IBC・YEEP・STEPナイト例会報告

書記 黒岩恭浩

 ゲストスピーカーに西村隆夫国際議員(東京コスモスクラブ)を迎え、学士会館で開催された。開会点鐘、ワイズソング、ワイズの信条に続いて辻村メンによる聖書朗読と祈祷が行われ、各事業委員会からの報告が行われた。CS委員会からは「STOP!HIV/AIDSプロジェクト」への協力依頼と「江戸城ウォーク」の新企画の説明、IBC委員会からは2005年2月に東山荘で行われる東西交流会の機会を利用して、DBCの実のある交流を行いたいとの計画を進めていること、YMCAからはクリスマス・オープンハウスの案内と協力要請があった。Happy Birthday! Happy Anniversary と食事の後、西村隆夫氏から「日本のワイズと国際関係」というテーマでスピーチをいただいた。


 国際議員としての貴重な経験から具体的にワイズの国際活動の課題や会議運営の状況などについて、非常にわかりやすく、明快に話された。豊富な話題の中で、特に強調された点は、国際議員はいざやってみると予想していたより遥かに大変な仕事である。たとえば、ジュネーブに置いている国際本部の経費がかかり過ぎるとして移転問題が検討されているが、各国の思惑もあってなかなかまとまらないという問題に非常に大きなエネルギーが費やされていること。その背景には、ワイズメンズクラブの数や人数が、インドと韓国が大幅に伸びる一方で、アメリカ・カナダは衰退、欧州は国によりバラツキがあるが全体としては伸び悩むなど、国際勢力に大きな変化が生じているということがある。国際議員は現在21名いるが、この内、アジアは7名(日本2、韓国3、台湾1、シンガポール1)である。以前のように日本と韓国が話をしてアジアを簡単にまとめてしまうということはできなくなりつつあるし、国際議員のなかでの意見の多様化が生じているので、自分の考え方を伝える英語力・交渉力が一段と必要になってきているし、国際議員選出のバックとなるエリアや国の利益を代表すればよいということではうまくいかない。ワイズの国際的活動の真の目的が何かを常に意識しながらやっていかなければならないということを痛感している。こうなるとアジアの国際議員の責任は大きいし、どういう人を出してゆくのか、アジアの中でどう協力体制を築いて行くかが大きな課題となる。
 さらに、各国のエクステンションが進んでいる中にあって、日本としても国際的視野を持った取組みが必要であり、例えばワイズユースクラブ(YYC)を育ててゆくこと、国際コミュニケーション能力をワイズとしてもつけること、また国際的視野を持っての新クラブの立ち上げなどへの参加とサポートが大切であり、東京クラブとしてもぜひそのような気持ちで取組んでほしいと話された。続いて、バングラバッグ、スマイルがまわされ、「YMCAの歌」を歌い閉会点鐘によって、ほぼ定刻に終了した。
[出席者]
メン=河田、川村、黒岩、郡山、佐藤(謙)、佐藤(茂)、高橋、田中(博)、辻村、中村、芳賀、長谷川、人見、広田、細川、松田、松本(良)、持田、山中、山本、吉岡(21名)
メネット=黒岩、郡山、田中(直)、辻村、松田、山本、吉岡(7名)
ゲストスピーカー=西村隆夫(東京コスモス)
[メーキャップ]小林、佐藤(一)、庄司(3名)