2006年2月アピール: 世界で深刻さ増す飢餓

CS副委員長 郡山千里

 世界の飢餓に苦しむ人々を覚えるため、東京クラブは2月例会の食事を抜きにして、その分の金額を国際レベルに送り、その年度に定めた支援目標に捧げる。それがTOF(Time Of Fast)の本義だが、意外やその最初の動きは約30年前のことだ、という。飢餓問題が深刻であることが認識され、ワイズメンが立ち上がったのだ。途上国で苦闘しているYMCAが、世界同盟を通じて給付を申請する。これをTOF委員会で審議し、国際議会で支援先・給付額を決める仕組みである。
 例会の食事だけでなく、東新部では「醵金カレンダー」を作成、その日程に沿った献金を奨めている。中身もなかなかこった作りになっている。
 飢餓問題は、30年前より今日いっそう深刻になっている。しかし日本に住んでいて、その実態を認識することは難しい。正直に言って、私にも分からない。
 分からないままに2月がTOF強調月間だ、といってその月だけ力を入れるのでは、中途半端な気もする。
 1年を通じて、さらにはワイズの活動全部を通じて飢餓問題に取り組む、そんな夢を描いているが、実情は「夢を描いている」など、といった生やさしいことではないのだ。少なくともそのことを気づかされる2月としたいものである。