2006年5月アピール: 常に奉仕を

YMCAサービス委員長 佐藤茂美

 北陸の金沢ワイズメンズクラブ40周年誌(1987年刊)を見た。1947年にチャーターしたクラブは来年60年を迎えることになる。私の育ての親であり、金沢YMCAの理事として、またチャーターメンバーとして名を記されている人がいるが、それを感謝しながらワイズメンの働きを思う。
 ワイズの信条はYMCAに対する奉仕である。YMCAの創始はロンドンで働いていた20代の青年たちであった。青年たちは聖書研究と祈りの輪をもちピューリタニズムを継承しながら社会の改善にも立ち向かっていった。そして日本にもその運動が伝えられ、キリスト教信仰を土台とする青年の社会教育団体になった。それを応援するのは私たちの誇りである。
 東京YMCAに集まる青年たちは、皆すばらしい夢をもっている。学生YMCA、こどもたちのキャンプに奉仕するリーダー、海外へ奉仕活動にいく学生、YMCAのスタッフたちの顔に輝きがある。
 次のYMCAの課題は「出会いの場」だろうか。既存の奉仕の場からもっともっとYMCAの働きが世の中に知らされ、21世紀のリーダーシップの役割となったらと願われる。そのために私たちも常に研鑽し、努力していきたい。