5月YMCAナイト例会報告

書記 長澤 弘

日時 2007年5月8日(火)18:30〜20:45
会場 東京YMCA東陽町センター視聴覚室
 初めに茅野会長から本田東京YMCA副総主事に東京クラブからの寄付金が贈呈された。フロストバレー夏期キャンプリーダー支援のため30万円、バングラデシュ支援のため10万円、各キャンプリーダー支援のため5万円の3件である。また本日はスタッフ、リーダーとしてフロストバレーに派遣が予定されている3氏が出席していたが、代表して松本主事から「次の30年に向けて新たにプログラムを開発したい」との決意が述べられた。


[池田守男氏の講演]

 ゲストスピーカーは、(株)資生堂相談役、政府教育再生会議座長代行の池田守男氏である。神学大学を卒業しながら牧師にならず、民間企業で活躍された異色の経営者である。社会との接点を持つことを第一義と考えたこと、「用いられる」ことが神の思し召しであるとの考えから、本来牧師になるべきところを社会に出ることとした。2001年頃、資生堂の経営改革の責任を担わされたが、経営改革の柱を何に求めるか苦しんだとき若い頃から傾倒していた新渡戸稲造の武士道の精神を土台にすることに思い至った。5年間にわたってこの考えで経営革新に邁進した。筋道がついたのでバトンタッチしたが教育再生会議の座長代行を仰せつかった。教育の再生なくして日本の再生はないと考えてこれにあたっている。公教育、特に義務教育の現場は目を覆いたくなるようなものもある。これは学校に丸投げするのではなく社会総がかりで対処しなければならない。企業でも同様なのだが、重要なことは公の精神の欠落である。石田梅岩等日本人の心の中にパブリックの精神を思い起こす必要がある。この考えを柱として教育再生に立ち向かってゆきたい。以上のような論旨であった。

[出席者]
メン=上原、興津、川村、黒岩、郡山、迫川、佐藤(一)、佐藤(謙)、佐藤(茂)、庄司、杉本、鈴木、高橋、茅野、辻村、長澤(山)、長澤(弘)、中村、長谷川、広田、古屋、細川、松田、松本(良)、持田、山中、山本、吉岡(28名)。
メネット=上原、黒岩、郡山、佐藤(登)、庄司、田中、辻村、松田、松本、山本、吉岡、磯田(12名)。
ユース=佐山浩子、渡辺大輔(2名)。
ゲスト=池田守男(ゲストスピーカー)、井口洋介(池田氏秘書)、松本数実(フロストバレー派遣スタッフ)、村上祐介(同)、山本俊(フロストバレー派遣リーダー)(5名)。
ビジター=新井廣和(東京ひがし、東京YMCA総主事)、本田真也(茨城、東京YMCA副総主事)(2名)。計49名。
メーキャップ=田中(1名)。