2008年5月アピール: YMCAを理解しよう!

Yサ委員長 郡山千里

 今、YMCAを理解することが問われている。「YMCA、YMCA」と歌われたYMCAのことか、と言われれば、東京YMCAにも、あの歌のイメージに合うものもあるが、かと言って、それで全てではない。しかも政治・行政の側からは「公益法人制度改革」という形で、そのあり方を問われている。
 歴史的にも、地域的にもYMCAはさまざまな形を見せている。日本国内にも、北海道から沖縄まで、大小さまざまなYMCAがある。特に東京YMCAは、首都東京にあるだけに、単なるローカルなYMCAの一つ、とも言い切れない。
 10年以上も前のことになるが、東京YMCAと横浜YMCAのイメージ調査があった。確かその結論は、横浜が予備校、東京が英語学校だった。もしもそれがYMCAの全てだったら、ワイズとしてYMCAに関われることは非常に限られてしまう。
 YMCAサービスの最大課題は、YMCAのあり方を問い続けることではないか。それなしでは、お金を出すことも、役員や委員になることも、ボランティア活動をすることも、「足長おじさん気分」と言えば聞こえは良いが、単なる自己満足に終わってしまうように思う。