1999年8月アピール: もっと歩いてみよう

        CS・ウエルネス委員長 佐藤 茂美
 「健全な身体は健全な精神に宿る」中学生の頃に体育の先生に教えていただいた言葉は耳を離れない。授業はきつかったし好きではなかったが、今思えばもっと真面目にすればよかったと反省することしきりである。ウエルネスをもっと積極的にと提唱されてひさしいが、経済的な変動の中で意気込んできた施設は次々と閉鎖の憂き目にあっている。なにも施設や機械に頼ることはないと思うが、日本人は熱しやすく冷めやすいから仕方のないことなのか。先日、私は或る国を旅してきました。日頃、健康には自信がないのですが、ほんとうによく歩きました。歩いた先に目的が見えた嬉しさは感激とともに忘れることはできませんが、歩く行為から生み出させる様々な思いが私を引き締めました。歴史、文化、芸術と沢山のことに関心が広がりました。そして、その国で働く青年の姿を眩しく見つめました。このような体験で東京クラブが14年間続けてきたウエルネスウォークラリーをもっともっと知らしめたいと思うこの頃です。