推し活とウェルビーイング
 最近の調査(愛知淑徳大学心理学部教授、久保南海子氏の研究)によると、若年層の約75%が自分は「オタク」であると自認しており、そこからさらに「推し活」へと移行していることが見て取れ、この動きは中高年にも広がっているそうです。「推し」とは、アイドルやキャラクターなど、自分の好きな対象を周りの人に薦めることであり、そのための積極的な「活(動)」を意味します。それは認知科学の概念、「プロジェクション=自分の心の中と世界をつなぐ働き」そのものであり、自分の時間やお金といった資源を推しのために分け与えることが、自分自身の喜び(モチベーション)につながっていくのだそうです。このことをYMCAが用いるキーワードで説明するなら、推し活によって、「精神的、身体的、社会的に満たされた状態=ウェルビーイングが得られる状態」になると言えます。考えてみれば、自分の子どもや仲間たちが出る試合が上々なら嬉しいですし、当人でもないのに高額なスポーツ用品を調べたり、買ってしまったりするもの。それは、芸術界のパトロンから相撲界のタニマチ、一般のファンクラブから政党の支持者たちまで幅広い行動であるとも言えます。勘のいい皆様には、会員増強事業主任でもある私が何を申し上げたいか、もうお判りでしょう。そうです。往年の輝かしいワイキチたちが今こそワイズダムを強力に推し進めるなら、健康で幸せになれると断言できるトレンドが正しく到来しているのです。

2024-05-19
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