東京クラブIT化第2幕に向けて

江口耕一郎

 東京クラブがホームページを開設してから、すでに5年余りの歳月が流れました。東日本区大会でIT優秀賞を受賞したことでもあり、そろそろ第2幕を開きたいというのがIT化推進に取組んできた私の願いと希望です。
 第2幕の主役はみなさんです。
 インターネットの特長は、だれでも情報の発信者になれることです。次のようなキーワードで示されます。
 集中 → 分散  統一 → 多様  組織 → 個人
 固定 → 変化  規制 → 自由  遅延 → 迅速
東京クラブのホームページは、まだ矢印の左にいます。インターネットの特長を生かしたものになっていません。
 すべてのメンバーが、不定期に自由に迅速に、情報を発信できるようにならなければなりません。2001-2002 年度に国際担当RSDを務めた十河弘氏(宇都宮クラブ)は「国際担当事業主任のウェブページ」を開設し、東日本区の広報とは別に、1年間独自に情報を発信し続けました。これこそ、インターネット利用の本来あるべき姿なのです。
 東京クラブ会長のホームページ、書記のホームページ、Yサービス委員会の……を開設してください。作り方は簡単で、Microsoft Word で文書を作って、それを保存する際に「Web ページとして保存」を選択するだけで良いのです。あとはプロバイダーが提供するサーバーにアップロードするだけです。ブリテン担当者の都合に左右されることなく、ご自身のスタイルで自由に迅速に、情報を発信してください。
 ホームページ更新の迅速化を阻害しているのが、ブリテンです。東京クラブのブリテンは「例会開催通知」と化しており、例会1週間前でないと発行されません。原稿が出揃うのはその直前です。これでは駄目なのです。情報は鮮度が命です。3週間も4週間も前の例会報告など、賞味期限切れもいいところです。そこから、ブリテンを廃刊してしまえ、という発想が生まれます。
 10年ビジョンには「東京クラブのホームページを開設し、ブリテンに替わるものとする」と謳われています。私はこれを「2009年 6月30日ブリテン廃刊」と解釈しています。しかしブリテンを廃刊するには、それなりの実績をつんでおかなければなりせん。「こんな記事は3週間も前に読んだよ! これも見たことがある……ブリテンなんて何のために発行してるの?」という状況を作ってゆく必要があるのです。

  行事予定は決まったらすぐアップロード!
  報告は帰宅後その日の内にアップロード!

 あなたのちょっとした努力で、東京クラブのホームページはもう一歩先に踏み出せます。ご協力ください。