2001年3月例会報告

        書記 中村 鐵五郎


ゲストスピーカーの栃木YMCA佐藤佳美さん      京ことばがはんなりと…山中メネット会長挨拶

日時 2001年3月13日(火)午後6:30〜8:45
会場 東京YMCA国際奉仕センター

 当夜は、メネットナイト。司会、山本メネット、開会点鐘は山中メネット会長、祈祷は郡山メネット。女性の設営ならではの和らいだ雰囲気の中で、ゲスト多数を迎えてプログラム通り進行、メネットの心遣いによる特別メニューの晩餐を楽しんだ。
 会長から次のような報告があった。
▽今後、4〜6月のクラブスケジュールと各クラブの周年行事などへの参加要請。
▽堀口担当主事が東陽町総合事務局少年部へ転勤。
▽黒柳徹子さんからの礼状紹介。
▽次々期国際会長はアメリカのビルワードさんに決定。
 ゲストスピーカーの佐藤佳美さんは、「目の見えない障害者」として初めて「社会福祉大学」を卒業、現在はとちぎYMCAさくらんぼ幼稚園の先生として普通に幼児教育に携わっておられる生活。
 健常者の障害者に対する「気の毒に」「可哀相」という特別な意識が却って障害者の人格権を侵していることがある、と訴えられた。「普通なんだよ」と子供に伝えている由。
 見えないことの中から、いろんな人間関係が出来る。見えない故にいろんな経験ができる…と、生い立ちから今日に至る健常者となんら変わりない元気な日々の生活を拝聴。「生きていて楽しい」「こんな私で良かったと思っている」と話を結ばれた。感動。
 なお例会後、急きょ堀口主事の歓送会をウスケボーで開催した。

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        メネット書記 小林 則子
 2月に東京ワイズ70周年記念会を無事に終え、続いて今月メネットナイトが開かれました。
 6時30分定刻、他クラブから11名のメネットをお迎えして山中メネット会長の開会点鐘でメネットナイトが始まりました。
 京都弁の山中メネット会長の柔らかな挨拶に続きゲスト、ビジターの紹介にメネット会らしい雰囲気に包まれました。
 晩餐はいつもの例会と趣向が変わってサーモンサンドとコーヒー。それに露崎メネット恒例の桜餅と庄司メネットのイチジク入りのパウンドケーキが花を添えました。
 続いて例年のようにこの1年間各メネットが貯めたリーストコインと当日のミニバザーの売り上げを加えて国際協力募金事業に、とYMCAへ献金しました。
 ゲストスピーチは栃木YMCA職員であり、さくらんぼ幼稚園勤務の佐藤佳美さん。生まれて3カ月で両目の光を失われたそうです。幼稚園の時から盲学校の寮生活を送り、高等部を終えて鍼灸・マッサージを学ばれ、その後、青森大学で社会福祉の勉強をされました。今の仕事は幼稚園で、園児の帰園後の2,3歳児の親子教室と仕事を持っている母親のための預かり保育を担当されているとのこと。この幼稚園の園長先生は元東京クラブの担当主事であった芳賀さんである事が話されると懐かしい童顔を思い出して皆さんから「ホー」いう声が上がりました。
 はっきりとした澄んだ声で話された佐藤さんの前向きな姿勢とエネルギッシュな行動力には頭が下がります。
 『現在今ここにいるからには生きていく必要があり、生きて行く価値がある』と話された言葉が印象的でした。
 障害を持って生まれたことを当たり前のことと考え、一人の人として社会で生きていきたいという願いが心から理解出来たスピーチでした。
 最後に全員でメネットソングを歌い、定刻通り山中メネット会長の閉会点鐘でお開きとなりました。緊張のあまりか、感激のためか点鐘を忘れての閉会宣言になりかかるハプニングもありました。
【出席者】(メン)江口、河田、川村、黒岩、郡山、小林(正)、佐藤(一)、佐藤(謙)、佐藤(茂)、庄司、菅生、高橋、田中(眞)、辻村、露崎、東矢、中冨、中村(鐡)、人見、広田、細川、堀口、松田、松本(良)、持田、山口、山中、吉岡
(メネット)磯田、川村、黒岩、郡山、小林(則)、佐藤(登)、庄司、田中(直)、辻村、露崎、中冨、松田、松本(倫)、山中、山本、吉岡
(ビジター)窪田とき、櫻内美津子(むかで)、塩入淑子、服部芳子、青木方枝、浅見くみ子(グリーン)、村杉一榮、井上礼子(北)、吉田紘子、安藤正子(江東)、奥峪添子、鈴木健次(東)、林理子(コスモス)
(ゲスト)佐藤佳美、稲田菜々美、都良樹