2001年7月アピール: 東京クラブは変わります

          会長 江口耕一郎
 東京YMCAは深刻な財政危機に陥っています。私たちは今こそYMCA運動の原点に立ち返ってこれを支えていかなければなりません。
 私たちの活動を要約して言えば、それは「他人のために尽くす」ということになるでしょう。東京クラブが目指すものも、本来はここにあるはずです。クラブのために内向きに費消されてきた時間とお金を、外向きに他人のために使うことこそが、現在の私たちに求められているのです。
 13年前に私たちが松本に灯した小さな火が、松本YMCAの設立という大きな炎となって、今や燃え上がろうとしています。私たちはこの身を削ってでも再びこれを支援し、今度こそ昔日の思いを遂げようではありませんか。私たちはもう一つ会津にも火種をもっています。こちらも育て見守ってゆくことを忘れてはなりません。
 もちろん、かなりの犠牲を覚悟しなければできないことです。ご覧のブリテンもそのため半分に減らしました。印刷も発送も郵便局に任せ、多大な時間とお金を捻出しました。その代わりホームページに従来のブリテン以上の情報を盛り込み、ますます充実させてゆきます。
 枠組みは整いました。今こそ思う存分YMCAのために、この身を捧げ尽くそうではありませんか。