2002年1月アピール: 切手集めの限界

          BF委員長 中村鐵五郎
 BFは、国際役員の行動及びBF代表が他地域を訪問する費用に充てられる基金である。
 この基金を使用済みの切手の収集によっていたものであるが、現在では切手の価格の下落に対応して現金の寄金が95%以上とのことである。
 ボランティア活動における資金集めとして手っ取り早いのは寄金である。労働奉仕をともなう資金獲得は、とにかく人手と時間がかかる。チャリティゴルフやバザーを考えると容易に納得がいく。
 使用済み切手の収集による資金獲得は、捨てる物を多数の労働奉仕で有価値に換価するところにボランティア活動の資金獲得方法の原点がある。しかし、商品化するまでの手間暇は、1kg当り300〜500円の成果を考えるとあまりに負担が大きい。業者の手を通さず直接使用済み切手を販売できれば現在の量で15万円の増収になると聞く。だが、独自で切手を換金するシステムを作ることは人手と経費の点で無理な話であろう。
 更に、BFは、ワイズの内部資金を集める目的で行われており、これでは他のボランティア団体に支援を呼びかけるのは難しい。
 多人数の強力と多量を求められる切手集めは、今の方法では限界がある。