2002年12月アピール: 世界ではじめのクリスマス

          副会長 田中博之
 私の好きなゴスペルに「世界ではじめのクリスマス」というのがあります。2000年の昔、ベツレヘムの地でイエスキリストの誕生を祝ったのは、両親の他には何人かの羊飼いと東方からの博士達だけ。飾り付けもごちそうもなく、華やかではなかったけれど、心から誕生を祝う人達が集い、きっとよろこびと暖かさに満ちあふれた夜だったことでしょう。
 時がたち、福音と信仰は受け継がれ、拡がり、何億人もの人々が世界中でクリスマスを祝うようになりました。日本ではこの日だけの「クリスチャン」も多い訳ですが、たった一日でもイエスキリストのことを思い出す人が(クリスマスが何の日かを知らないのは困りますが)たくさんいることは素晴らしいこととも言えると思います。
 世界ではじめてのワイズは1920年にアメリカ・オハイオ州トレドの町に17名で誕生しました。今、世界のワイズメンは約30,000名にも拡がり、各地でYMCAの活動の支援を中心として様々な働きを行っています。クリスマスを祝う人々が、多くの困難も乗り越え増えていった様に、ワイズメンの輪がまだまだ大きく、もっと太くなることを願いつつ……「メリークリスマス!」