2003年12月アピール: クリスマスの「愛」をクラブライフに

副会長 山本 和

 ことしもクリスマスの季節を迎えました。クリスマスは神さまがわたしたち一人ひとりをどんなに愛して下さっているかを示すために、また人間が互いに愛し合って生きるようにと、独り子イエスさまをこの世に遣わして下さったことに感謝しお祝する素晴らしいときです。クリスマスにプレゼントを贈るのもその神さまの愛を私たちが分かち合うために生まれた習慣でしょう。
 YMCAは、このクリスマスに示された神の愛を、青少年が大切に育んで元気に成長するようにと願って世界各地につくられた組織です。そしてワイズメンズクラブはそのようなYMCAの使命に賛同して、同じ愛の心で自分達も交わりを深めつつ各種の奉仕活動を通じて人々の絆を強くし、手を取り合ってよりよい社会をつくろうという気持ちをもった仲間の集まりです。
 現実の世の中にはいろいろ困難なこと、腹立たしいことがたくさんあるかもしれません。しかし、クリスマスは私たちにとって最も大切なことは何か、生きるための希望の原点はなにかを考えさせてくれるときです。神さまの愛に改めて感謝し、謙虚になって隣人と、そして世界の人たちと共生していくことを前向きに受け止めて、楽しく実践していけるクラブに成長していきたいものです。原点をみつめて、小さなことにこだわらず、希望をもって生活していきたいと願います。