2006年7月アピール: 今がいちばんいい時

会長 茅野徹郎

 ターシャ・テューダーという人がアメリカのバーモント州に住んでいる。その人の本(写真集と短い文章)を知人の訳者から贈られ、最近読んだ。90歳の彼女は、絵の才能があり、しかもガーデニングでもすばらしい庭を造っている。一番素敵なのは、人生を前向きに、しかも自然体で生きていることである。私も、会長の職務をあんまり肩をはらず、しかし出来ることはちゃんと真面目にやって行きたいと考えている。東京クラブは、75周年の記念事業を委員長のリーダーシップと、メンバーの協力で成功させ、最優秀クラブ賞も会長のもと会員がそれぞれ努力した結果受賞することができた。ご同慶の至りだがその後を引き継いだ会長はもう一番絞りのおいしいところは当分味わえない、と考えるべきなのか。そこで私はターシャの本の表題「今がいちばんいい時よ」にめぐり合い、まさにこう考えるべきだと思い至った。ベテランの会員に支えられ、ワイズの精神に基づいた日常活動をつづけることできる、今がクラブにとっても、私にとっても最高の時ではないだろうか?
 私自身、そんなに大事業が出来るとは思えないが、しかし出来ることは、真剣に果たしたいと思い、会長主題は「小さいことでも、出来ることからはじめよう」にした。是非、ご協力をお願いします。