9月例会ワイズ理解ナイト報告

書記 長澤山泰

 9月ワイズ理解ナイトは、残暑の残る少し蒸し暑い天候のもと、開催された。中村会長の開会点鐘、ワイズソングに続き、今夏ユースメンバーとして東京クラブ支援のもと、海外へ派遣された佐山浩子さん(タイ、パヤオ県及び首都バンコク・ユースコンボケーション)、渡辺大輔君(ノルウェー・STEP)、細川晋之佑君(豪州ビクトリア州・STEP)の3名よりそれぞれの体験に基づいた活動報告がなされた。


[奈良信氏のスピーチ]

 ゲストスピーカーは奈良信氏(写真)。表題は「ヴォーリズさんの建築」である。奈良傳氏の長男として1922年に生まれ、建築家を目指して早稲田大学で学び、学徒出陣中も学Yを継続された奈良氏は、卒業後建築会社と早大の研究室を経てヴォーリズさんのもとでICUの第一期工事も担当された関係から、多くの人々に愛されたヴォーリズさんについて熱心に話された。ヴォーリズさんは明治の中期にアメリカから日本に来られて、キリスト教の伝道に始まり、近江兄弟社を興し、洋風住宅で多くの建築を残した方である。ヴォーリズさんの建築は、大阪心斎橋の大丸に始まり、同志社アーモスト館、東華菜館、大丸ヴィラ(烏丸丸太町角)、改装前の京都大丸や、関西学院大学、神戸女学院大学、軽井沢の多くの別荘などの建築物が今でも日本各地にあります。京都YMCAとの関わりからも教会の設計を150余りもされました。また、敗戦後は来日したマッカーサーに助言するなど、戦後復興の日本のためにも尽力された立派な方で、近江八幡駅から20分ほど歩くとこのヴォーリズの洋風住宅群を見ることが出来ますと話された。
 スピーチに続きスマイルカードの発表とヴォーリスゆかりの記念品は、サイレントオークションにて。盛り沢山のオークションの品も庄司メンが手際よく販売。

[出席者]
メン=上原、興津、黒岩、迫川、佐藤(一)、佐藤(謙)、庄司、杉本、鈴木、高橋、田中、茅野、辻村、長澤(山)、長澤(弘)、中村、長谷川、広田、古屋、細川、松田、松本(重)、松本(良)、持田、山中、山本、吉岡(27名)。
メネット=磯田、上原、黒岩、庄司、田中、辻村、露崎、細川、松田、松本(倫)、山中、山本、吉岡(13名)。
コメット=細川晋之佑(1名)。
ゲスト=奈良信、佐山浩子、渡辺大輔、シンウェイ、ユーカイ(5名)。合計46名。
メーキャップ=郡山、佐藤(茂)(2名)。