2007年9月アピール: YMCAを支援する

Yサービス委員長 郡山千里

 東京だけでなく全国の都市YMCAが今、公益法人改革の波に見舞われている。1844年、ロンドンに誕生後、1855年にパリで世界会議を開催し、「パリ基準」を制定したが、社会の変革に対応して「カンパラ原則」が定められ、日本ではYMCA基本原則が確認されているが、今回の改革は、国というか日本社会から、改めてYMCAの公益性を問題にされている。
 「会員運動なのだから問題ないのではないか」との観測もあるが、まさに会員運動であるワイズとは事情が異なっているのが現実だ。保育、福祉、野外活動、教育と展開してきた活動は専門化が進み、規模も大きくなり、社会的責任と健全経営が問われている。それを日常的に運営してゆくのは総主事以下、主事やスタッフだ。
 ワイズもYMCAから見れば、会員運動である。しかしワイズに止まっているだけでなく、YMCAの会員になり、カネとチエとチカラでYMCAを支援することが求められている。特に会員部の活動はYMCAが会員運動である側面をまさに具体化したものだ。東京クラブは、毎年の「江戸城ウエルネスウォーク」をプログラムとして提供している。それをさらに盛んにし、また様々な会員活動に積極的に参加したいものである。